「ロックの誕生はそもそも言葉や音楽といった文化を奪われて歴史を切断された黒人奴隷の音楽を10代の白人が物真似したことに始まる。物真似から始めて、未来を創造する行為、それこそがロロックの正体である。それは押しつけられた教育から始まったものではなかったが故に、新しい若者像までも創造した。ロックの未来がどうなるかは、おそらく誰にもわからない。60年代的な意味の反逆のロックはとうに終わったし、70年代的なロックも蕩の果てに終わったが、ローリングストーンスは今も「
サティスファクション」を演奏している。彼らだけではなく、歴史上に存在した無数のロックバンドの音楽は、これからの世代にも影響を与え続けるだろう。ミックがお爺さんになった今も歌い続けているのは、歴史を歴史として表象するためである、当たり前の話ではあるが、 ロックンロールが誕生した1950年代において、ロックンロールで踊る老人はいなかった…」
進化論と哲学と資本主義とテクノロジーがゴチャまぜになって語られる、マカ不思議な大長編ロック理論！いやー面白い。
by オラッチ
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- 2023/07/03(月) 12:00:00|
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