
「ドリフの笑いもまた、進駐軍クラブから始まった。言葉が通じないからこその音楽をともなった身体的な笑いが原点である。いかりやは稽古においても、「ボケ」や「ツッコミ」といった言葉ではなく、音楽用語を使っていたと語る。
ドリフにとって音楽と笑いは切り離すことができなかった。現在、音楽と笑いはかけ離れた存在のように感じられるが、歴史を振り返れば、両者は密接に結びついており、例えば
エノケンは浅草オペラの出身で抜群の音楽センスを持ち、芸談をするといつも音楽の話になったという。日本の笑いから音楽の要素が抜け落ちていくのは、1980年のマンザイブーム以降であり、つまりはドリフ以後である。コミックバンドの魅力は音楽性の高いギャグにあり、それを表現するだけの高い演奏技術が要求される。演者には音楽と笑いどちらの才能も必要だ。しかも、ひとつのネタを完成させるのに時間がかかるため、長く活躍するのは難しい。」
フランキー堺とシティ・スリッカーズがコミックバンドの元祖と言え、そのメンバーからハナ肇の誘いで、植木等と谷啓と桜井センリが参加して、
クレイジーキャッツがスタートした。クレイジーはコミックハンドを基本としながら、ボーイズの演芸も取り込んで大衆的な人気を獲得していった。そして、ドリフもまたこの路線を継承していく。」
今や音楽グループでお笑いやコントが出来る者はいない。
バンドではないが、
SMAPが笑いをとれる最後のグループと言えようか…
昭和は遠くなりにけり。
by オラッチ
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- 2023/06/26(月) 12:00:00|
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