
日本では「小泉八雲」として知られる、世界的な作家、文筆家「ラフカディオ・ハーン」をめぐる、女性達の物語。
映画「
レベッカ」や「
市民ケーン」にあったような、主人公にかかわりのある人達の証言によって、その人物の輪郭が浮き彫りにされて行く形式をとりながら、実は証言をする女性達の方の人間性を深くさぐって行く内容になっている。
だから、「ラフカディオ・ハーン」はむしろ三人三様の人物像として現れてくる所が、新鮮で面白い。
それぞれの国の時代と歴史と人種の勉強にもなりましたね。1954年のアイリッシュ海の人々の生活。
1906年のシンシナティの黒人女性の生き方と生活。そして1909年、日本の人々の風俗。
作者の女性は、ベトナム難民で、1968年にアメリカに渡り、ノースカロライナ、オハイオ、テキサスで少女時代を過ごし、エール大学で文学を学んで作家になった。料理に一家言を持ち、食事の場面が多く出て来るのも面白かった。
by 昨日貫之
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- 2022/11/14(月) 12:00:00|
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