
今や映画は「作品」でなくて「コンテンツ」、「鑑賞」ではなく「消費」なんだとか。
映画の倍速視聴について「作り手の意図を無視するのはどーなのか」と言うと、一定数の方が「それは芸術の話でしょ。娯楽をどう見ようが観る人の勝手」と反応してくると言う。たしかに「消費」なら、10秒飛ばしでも倍速でも構わないだろう。それは、ファストフードの機械的な早食いや、咀嚼を省略した食物の流し込みと変わらない。目的はカロリー摂取だ。もはや食事ですらない。コンテンツを「摂取する」とはよく言ったものだ。そしてその先には説明的なセリフやシーン、字幕が多い作品が多くなる。観客に考えさせない、ストレスを与えない内容になってくる。
筆者が最後に言っている、「倍速視聴の背景にある定額制動画配信サービスの作品供給過多も、LINEの共感強制力も、他人の芝生が青く見えてしまうSNSの仕様も、ネット警察の存在も、あらゆる答えが最短、最速、実質無料で手に入ってしまう環境も、全部インターネットが提供したものではないかと。つまるところ倍速視聴は、時代の必然とでも呼ぶべきものだった。人々がインターネットをはじめとした技術を進化させ、技術進化が人々の生活様式を変化させる。その途上で生まれた倍速視聴。10秒飛ばしと言う習慣は、「なるべく少ない原資で利潤を最大化する」ことが推奨される資本主義経済下において、ほぼ絶対正義たりうる条件を満たしていたからだ。ただ、それでもやはり思うのだ。映画を早送りで観るなんて、一体どういうこなんだろう?」
by 昨日貫之
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- 2022/06/20(月) 12:00:00|
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