
あの「
ホワイトアウト」の作者だったのでフツーの時代小説じゃないとは思ってたんだけど、なかなか乾いたタッチの筆運びでしたな。
まぁ大筋が徳川の世継ぎ問題に由比正雪がからむ推理物なので、やっぱし引き込まれて読んじゃうんだよね。
それにしても松平伊豆守信網の悪知恵には舌を巻いてしまう。だいたいオレラの時代の伊豆守は「一心太助」の時の山形勲がやった知恵伊豆しか頭に入ってないので、悪者と言われてもピンと来ないんだけどね。
将軍家光に対して「おなあ」が水鏡のくだりを語る所が、唯一時代物らしい所かな。水は波立っていると、真の姿を写す事が出来ない。常に平静に鏡の様な状態であれば、水に姿を写す事が出来ると。禅の心得の様な、ありがたいお言葉でありました。
by 松本成長
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- 2022/04/11(月) 12:00:00|
- 日記
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