
こちら、あの紀田純一郎さんが解説を書いてらっしゃる、怪奇小説「アラバスターの手」。
時代小説における縄田一男さんの様に、紀田さんの紹介する内外の怪談物は、絶対ハズレがないのね。
昔よく観た、ロジャーコーマン監督でジャックニコルソンの出てる「
古城の亡霊」とか、アンドレドトス監督でブロンソンが出てる「
肉の蝋人形」みたいなゴシックホラー感覚がいっぱい。
特に野外物は、イギリスの高原独得の気候感がとっても心地良くて、何かなつかしささえ覚えちゃう。
「霧の中の邂逅」は、旅人の安全を心から思う老人のユーレイがとってもありがたくて胸にせまる。
小さい頃から小泉八雲やポーを読んで、大きくなっても水木しげるや江戸川乱歩、横溝正史の伝奇物に親しんだオイラだけど、この作者、マンビーの古城や古い建物を愛し、古書を愛したそのキャラクターが、なぜか我が師、渡部昇一先生とダブるところもあって、とても親近感がわいちゃうのね。
やっぱし紀田さんのオススメは間違いがない。
素晴らしい怪談でした。
by オラッチ
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- 2021/04/05(月) 12:00:00|
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