
「普通は音楽って、誰もが正面から聴くことしかしないんです。なぜならそうやって聴こえてくるから。でも細野さんは音楽を斜めから聴いたりできる。音楽に違うかたちを見ることができるんです。それが彼の特色だと思う。たとえばロックのかたちって定型があるでしょう?ところがそれを斜めから見ると、いろいろな違うかたちが見えてくる。それは人によってはびっくりするかたちだと思いますよ。もちろん出まかせで言ってるわけでなく、単に面白がってるだけでもなく、彼にはそう見えているから、その独自の視点には説得力がある。だけどそれは他の誰にも理解できないものだよね、きっと」
松任谷正隆が、ティンパンアレーを抜けるときに思った言葉。松任谷は、自分と細野がミュージシャンとして相容れないタイプだと実感していた。細野の考えや嗜好や価値基準が彼にはまったく理解できなかった。
これを読んで、ピカソの「キュービズム」を想い出しました。平面の画板に、タテ、ヨコ、高さのあらゆる角度から見える像、すなわち立体(3次元)を平面(2次元)に表現する。この感覚を言っているのではないか?「音」を表現することも、また同じなのではないか?いろんな角度から見えるいろんな表情を音に現す。
細野晴臣さんは、私が高校に入った1970年以来、今までずーっと頭の中に棲み続けている人物です。
そしてここに、スゴイ本が出て来ました。あと何回か書きます。
by バーブ早乙女
新春クリアランス開催中!ウェブショップ!
11000円御購入で送料無料!!新商品続々入荷中!
TAMAMI WEBSITEにもぜひお越し下さい。このブログ気に入って頂けたら
↓ワンクリックの応援、お願いいたします。

- 2021/02/15(月) 12:00:00|
- 日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0