
「最後の国士外交官」といわれた初代国家安全保障局長、谷内正太郎は、第1次安倍政権のとき、麻生太郎外相のもとで、外務事務次官を務め、「価値観外交」を立案、推進した。価値観外交とは、自由民主主義、基本的人権、法の支配、市場経済といった「普遍的価値」を共有する国々と連帯、あるいは支援していこうという外交である。当時は、内政全般を菅官房長官、首相の日程管理と経済政策を今井秘書官、外交と安全保障は谷内と、互いに牽制しながらも勢力分布を棲み分け、「3本の矢」としてバランスのとれた権力構造だった。ところが「モリカケ問題」で今井がつまづき、「桜を見る会」で菅が首相に疎まれ、谷内は習近平への首相親書を今井が勝手に書き替えた事に激怒し、「こんな事じゃあ、やってられません。」と辞表を首相にたたきつけた。二階幹事長が首相に頼みこんで、今井を中国に同行させた事は極めて異例だと言う。中国が推進する「一帯一路」は、「中国の覇権拡大につながる」と参加に絶対反対の谷内に対して今井は、「一帯一路は日本企業にも利益になる。日本も積極的に協力すべきだ」と主張していた。
「親書書き換え」事件以来、安倍外交は「親中」路線に舵を切り、仕上げが、習近平の「国賓訪日」だった。しかし、そのために、コロナ対応を遅らせることになった責任を問う声は、官邸のどこからも出ていない。」
by 昨日貫之
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- 2020/09/14(月) 12:00:00|
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