
「もし、私が出た作品の中で、「何が一番?」と聞かれたら「近松物語」と答えます。」
女優、香川京子氏にとって、一番苦しんで、苦しみ抜いて作り上げた「おさん」の役は、最初、小暮美千代の予定だったのだが、前作「山椒大夫」の香川京子の演技を見て、溝口健二監督が替えたらしい。百聞は一見にしかず。まあとにかく一度この映画を見れば、どんだけスゴイかが分かる筈。
香川さんが語ってる通り、長谷川一夫や、浪花千榮子や、田中春男など、回りのスゴイ役者達の協力や努力もあって、この傑作が出来上がったイキサツも良く分かる。もちろん宮川一夫キャメラマンなどのスタッフの努力と協力のもね、
この本の素晴らしい所は、実は反戦思想や、演技論や監督論じゃなく「人間としての香川京子」が浮かび出ている所。「おかあさん」の様な明るい役が大好きなところや、小さい頃の写真を見てみると、その後の明朗闊達な生き方がよく分かって、とても愛おしくなっちゃいます。
by オラッチ
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- 2018/05/08(火) 12:00:00|
- 日記
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