
「大変奇妙なことだが、大蔵社長の見世物小屋の興行師的感覚一色に
塗りつぶされた時、しばらく途絶えていたこの社特有のモダニズムが俄然
画面全体から復活してきたのだった。 いっぱしの芸術家面をしてくだらぬ
文芸映画に未練を持っていた、それまでの経営者の時代に起こらなかった
奇蹟が突然現れたのである。」
活動写真の人気弁士上りで、都内に沢山の映画館を持っていた大蔵貢氏が
大赤字の新東宝を立て直すべく社長として乗り込んで以来、世間ではエログロ
と蔑まれたが、若いスタッフやスターを数多く生み出し、ゴラク映画の基本中の
基本をテッテイ的に教え込んだ。 途中で退任したのも、マスコミによるスキャンダル
追求にイヤ気がさしたからであり、事実後で独立して「大蔵映画」を立ち上げている。
新東宝フリークである桂千穂氏も、すでに80才を超え、今の内にこうした
資料を残しておくべく渾身の一冊が出来上がったと、言う事ね。
それにしては愛する北沢典子さんや、大友純氏への言及がなくて、とっても
サミシイ今日この頃だったりして ・ ・ ・
by オラッチ
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- 2015/04/07(火) 12:00:00|
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