
娘、黒澤和子が折に触れて父、黒澤明と語った映画の中で、評価が高かった映画100本を紹介した一冊。
とにかく映画監督は映画を拵えるのが仕事だが、映画を観るのも仕事。
そういう意味では映画監督とは優れた映画研究者でもある訳ね。
昔、池袋文芸坐で建て替え前に「映画監督協会が選んだ映画」特集があって観に行った事があるが
杉江敏男の「三十六人の乗客」や大庭秀雄の「帰郷」など滅法面白かった事を想い出した。
特にラストムーヴィーの成瀬巳喜男の「歌行燈」はスゴカった。
そんな一般にはあまり知られていない名作を発見出来るのが名画座だったんだけどねー。
今や昔と言う事か。
映画が産業として一番良かった時代に一本立ちしたから、映画の観方も大局的。
島津保次郎の活動屋クサさや、ヒッチコックのゴラク作品としての作り方や映画技法も学んでいたと言う。
ただひとつ、無声映画だけは撮っていなかったクロサワとしては残念な事であったろうと推測される。
やっぱりジョン フォードやワイラーや溝口、小津にゃかなわねーや。
by オラッチ
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- 2014/05/20(火) 12:00:00|
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