
以前、小津安二郎との関係本でも触れた事があるが、義兄 熊谷久虎監督との関係をより深く探った記事を中心とした不思議な一冊。
なぜ不思議かと言えば、単にオマージュを捧げた美しい伝説とも読めるし、
スクリーンからは見られない人間関係のドロドロした部分を抉る本とも読める。
要するに会田昌江としての個人と、原節子としての女優の両面を探ると言う事ね。
付録として、東横映画の「七色の花」が付いているが、こういった古い映画が日本の場合残っておらんのが悲しい。
特に戦前のサイレント映画が小津を除いて全く観られないと言う所が残念なのね。
村田実監督作品なんて全く残ってないし、溝口健二だって「滝の白糸」位だろ?
ワイルドだぜ、日本映画。
それにしても気になるのは熊谷久虎。
だれかテッテイして取材して一冊の本に仕上げてもらえんかの―。
全ての映画人から「右翼」とのレッテルを貼られた悲劇の監督。
そうだ!柴田のアニキだったら戦中戦後の右翼に精通してるから可能性アリだな・・・。
by オラッチ
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- 2012/12/18(火) 12:00:00|
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