松本清張の推理小説は、高校時代によく読んでいたが、
個人的に好きなのは
「ゼロの焦点」あたりか。
当時は江戸川乱歩や横溝正史を始めとして国枝史郎・小栗虫太郎・夢野久作などの
伝奇小説にのめり込んでいたので、どうもアリバイ・トリック物は苦手だったのれす。
当時の清張物は、光文社のカッパノベルズで出ていて、
あの二段組の小さい文字が苦手でネー。
後半、半村良にハマった時も「妖星伝」の二段組がシンドかったのれす。
そしてビートたけしの「点と線」、よくあの原作をここまで膨らましたナーと
感心させる程の出来。
底辺に流れるのは、「戦争の疵」と言う事か。
良くも悪くも終戦後の日本の行く末を暗示していて、
深く考えさせられた秀作れす。
By昨日貫之
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- 2007/11/30(金) 12:00:00|
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