
三方両得という言葉を思い出しました。いい品物を仕入れさせて頂いて卸し先に得して頂く。それをお客様に買って頂いて当方が得をする。そして買った品物を使って頂いてお客様も得をする…と。本文にも出て来ました。「経済とは、すなわち金と物をまわすことで、民の助けとなり得るもの。商人は、その担い手でなくてはならないと、それが私の矜持です。少々大げさではありますが。」
「商いには、決して金銭ばかりでなく、情のやりとりも存在する、好き嫌いはもとより、恩や義理を欠けば、思わぬしっぺ返しを食らう。こと武家や職人は、誇り高いだけにあつかいも難しい。わずかなことで、気を損じるのは、それこそ大きな損を生む。徳兵衛の性分からすれば面倒この上なく、算盤だけで片がつけば、どんなに楽かと内心でしばしばため息をついていた。しかし長い経験から、徳兵衛も学んだ。人というものは、ある意味、感情の生き物だ。情が動かねば商いも動かず、おもんぱかりなくしては商談も成立しない。慮りとは、自分とは相容れぬ感情を受け入れて、理解に努めることに他ならない。」
「商い」とは、社会になくてはならない、大切な職業であり、システムであると実感しましたね。ここをおろそかにしては、人も社会も発展しませんよね。
by 昨日貫之
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- 2020/03/16(月) 12:00:00|
- 日記
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