
「因果と丈夫なこの身体」と言っていたのに、4年前に亡くなってしまった大好きな俳優さん。
れっきとした文学座の重鎮なんだけど、オレラ世代としては、映画の個性派。
金田一シリーズの「よし、分かった!」の警部や、「仁義なき戦い」の小ずるかしいヤクザの親分など、あの顔と声が
忘れられない。今村昌平や川島雄三の映画でも学校同期の小沢昭一や西村晃達と楽しそうに演ってました。
何しろ魚河岸の歌舞伎少年だったので、小さい時から芸能の世界を浴びて育った。
それでも杉村春子と黒澤明の前だけは、キンチョーした。「叱ってくれる先輩」これがありがたかった。
何といっても「黒部の太陽」の三船の部下、玉川伊佐男とふたりで、現場の親方をリアルに演じていた。
北村和夫や小沢昭一、フランキー堺、西村晃などの思わず吹き出しちゃうエピソードは明るく楽しい
人柄が感じられる、素晴らしい本でした。
by お水のハルヲ
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- 2019/10/28(月) 12:00:00|
- 日記
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