クレイジーキャッツは、コミックバンドであると共に、実力派のジャズバンドだった。敗戦後の進駐軍のクラブで、各々が腕をみがき、いろんな楽団を転々としてキャリアを積んでいった。ハナ肇は「刀根勝美ブルームードセクション」のバンドボーイ兼ギター見習いから、「内藤一郎タンゴアンサンブル」のドラマー兼バンドボーイに移った頃「ブルームードセッションに新しいバンドボーイ兼歌手見習いが入った。それが植木等。谷啓は「フランキー堺とシティスリッカーズ」で活躍していたし、桜井センリはロンドンに生まれ幼い頃からピアノの英才教育を受け、「サンバレー、スウィングジャズバンド」に加入。石橋エータローは「ハニージョーカーズ」というコンボのピアノのメンバーに。その後「「ジャズをやるにはアメリカ人の感覚が必要」だと三沢基地の黒人兵宿舎に下宿し、英語とジャズを皮膚感覚で身につけた。安田伸は東京芸大を中退して、石橋エータローのバンド「ザ、ファイブ」に加入。犬塚弘はクラシックと同じ、ウッドベースを弓で弾いて有名になり、ジャズシンガーの後藤芽子がいた「エマソン」で腕をみがいていた。萩原哲昌も渡辺晋もその頃の仲間達で、この下積み時代あればこその後の大ブレイクがあると言う事なのね。いい時代でしたね。つくづく人の出会いの不思議を感じますな。
by バーブ早乙女
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- 2019/03/26(火) 12:00:00|
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