
例えば、中井貴一が目指す役者像とはどんなものか…「自分は自分でしかありません。最終的な狙いは、内面を変えることで、観ている方に外面まで変わったように見せたい。」子供の頃から母親に聞いていた話だが
小津安二郎が6代目の尾上菊五郎と祇園で飲んだ時、酒が進んで菊五郎が踊りだしたのだが、着物を脱いで、ふんどし一枚になって、芸妓に三味線を弾かせながら男役(立役)で踊り始め、途中から女形になり、最後はまた男役に戻ったのだそう。それを見た小津監督がこう言った。「でぶっとしたふんどし姿のオッサンが、綺麗な女になったと思ったら、最後にまた男に変わったんだ。」と。本物の歌舞伎役者とは、太った男がふんどし一丁でも、お客様には女だと思わせることが出来ると。
「先生の映画もそうなんですよね。
笠智衆さんがずっとセリフを棒読みして思えるように、その中に常に感情があるようにお客様には聞こえてくる。」
その話を子供の頃から聞いていて、見てくれを大きく変えることよりも、見てくれには大きな変化はないけど、全く違う人間に見える俳優になりたいと思いました。笠さんのように「みんなはどうしてる?」「そうかい、よかった」それだけで、どれだけ家族を心配しているかを表現できる俳優になりたいですね。」
by おみずのハルヲ
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- 2018/12/11(火) 12:00:00|
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