
渡部先生の3回忌にあたり、単行本になっていなかった対談をまとめた一冊。とにかく第一章と第二章はめちゃ面白く、おふたりのスタンスというか個性の違いがはっきりと出た。特に「自由」に対する考え方の相違が面白い。
とにかく私学は自由な教育をめざすべきで、国からの助成金をアテにしてると、国から余計な横やりが入って自由な教育が出来なくなってしまうと言う事。西尾氏は行き過ぎた自由が有名私立校への一極集中になってしまうので、制限を加えたり、分散させるべきだと言うのだが、渡部先生に言わせると、「それは自由に対するひとつの挑戦です。自由が殺される一歩手前とも言える」と。西尾氏が、「ハーバード大学でも、なるべく多くの高校から合格者を出そうと、意図的に散らす方法をとっている」と言われると、「それはハーバード大学がやるならいい、早稲田や慶応がやるならいいんです。東大がやってもいいんです。国立だからむずかしいでしょうが。しかし、文部省がやるのはダメです。」と。「法律で規制して、大学の自由までも奪ってはいけない。政府が法的にやったら、それしかなくなるからだめなんです。上のほうで一律にやれといわないでほしい。」
by 昨日貫之
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- 2018/11/19(月) 12:00:00|
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