

この本は、写真集としての体裁もとっているので、様々な写真がのっているのだが、見開きのこのページを見て、ソッコーで買ってしまった。2005年に自宅で開いたパーティーの席での一枚。川地民夫氏や松原智恵子嬢に宍戸錠氏も加わった席での清順監督のウレシそーな顔。映画人達の素晴らしい交流の情景を写した一枚。そもそも清順氏は、これ見よがしな画面展開でコアなファンをつかんで行ったとも言われるが、基本は松竹メロドラマを学んで日活へ入り、
野口博志監督のもとでプログラムピクチャー作りのイロハをたたき込んだ職人なのだ。だから鈴木清太郎時代がいちばん映画と素直に向き合っていたのではないかと思っちゃう。そういう意味では旧制高校時代のピュアなバンカラさをうたった「悪太郎」や「
けんかえれじい」がとっても愛おしいのね。
それにしても監督のとなりにハズカしそうに座る川地民夫さんが、メチャクチャカッコ良いんだなあもう。
by 和田浩治さんもカッコ良い オラッチ
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- 2018/08/21(火) 12:00:00|
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