
小学校の時に、小泉八雲の「松江の七不思議」を読んで以来、この手の本は大好物。乱歩や横溝正史にハマりまくり。だから怪談と言ったら明治あたりから、せいぜい昭和30年代位までの時代設定じゃないとピンと来ない。何よりロマンがあるかんね、あの頃は…
しょっぱなの「虫採り」からヤラれてしまった。時代設定といい、語り口といい、まさに名人芸。江戸川乱歩をほうふつとさせる。「岐阜堤灯」もいい味わいで、何やら上田秋成みたいだし、「黒い蝶」は不条理劇を見ている様で、寺山修司の芝居の様だ。
その見方で行くならば「黒風」は、まさに小泉八雲の様な展開。こういうハナシ、大好きです。そいでもって、一番キョーレツだったのは何かと言えば。「墓の血」でしょう。これこそまさしく夢野久作そのもの。エロティズムとグロテスクの万華鏡。これはヤバイ。良い子は絶対読んではいけないハナシ。
こういう怪談って、現代じゃとっても無理なんだろうな。
by 国枝史郎も面白いオラッチ
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- 2018/05/15(火) 12:00:00|
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