
大本営参謀、辻政信の生涯は、まさに波瀾万丈。
陸大をトップクラスで卒業し、エリート軍人として輝かしいスタートを切り、
戦時中は「作戦の神様」と呼ばれ、ノモンハンなどの作戦でその能力を発揮した。
敗戦後の数年間、アジアに潜伏し、帰国後は国会議員選挙でトップクラスの
当選を果たし、最後はラオスでジャングルに潜入してそのまま消息を絶つ。
独立不羈、傲岸不遜の性格故に回りからは疎まれたが、私生活は非常に
高潔な一面を持っていた。
戦中から戦後にかけての東南アジアや中国の状況がリアルに語られていて、
その時代にタイムスリップしたかの様な手に汗握る展開に、電車内で読んでいる内
に何度乗り過ごしてしまった事か...
特に中国の軍隊のモラルの低さは異常だ。
タイやベトナムや中国から見た開放戦争(もちろん日本からの)が
どんなものだったのか、客観的に見ることができる。
あの時代、どれだけ日本国が清潔で、安全で、文明国だったかの
再認識が出来る好書であります。 それにしても読んでいる間中、景山民夫さんの
「虎口からの脱出」や、最近の「トライ」みたいな、ハラハラドキドキの展開で
久々にのめり込んじゃいやした。
by 昨日貫之
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- 2017/09/04(月) 12:00:00|
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