
「僕は元来『天は人に与えるのに祝福をもってするものなり』と確信している。
『どのような災難を受け、どのような逆境に陥っても最後は必ず極楽浄土に至る。』
と確信している。 迷信かどうか知らないが、僕はこう信じる。 ゆえに、人生を悲観しない。
僕は母と子を失った経験をしたが、人生の辛さをわずかに2つ3つ味わっただけで社会の
すべてのことを判断するのは、決して健全な思想とは思えない。 たとえば、友人として
今まで信頼していた人が、自分を欺いたならば『人は全てこうだ。 あれほどの友人ですら
現に自分を欺いた。 他人は言うまでもなく欺くであろう。』と結論する者が多い。
また部下が不忠であれば『人は全て不忠なり』と推定する。
信用する人に金を貸して返済されないときは、彼を『盗賊』と思う。
尊敬していた人が一歩を誤ったとき、あるいはたとえ誤らなくとも、第三者から
『誤ったらしい』という話を聞いたとき、世間に尊敬すべき人はひとりもいないように思う。
このように自分一人の狭く小さな経験を基準として、何もかも計る。
これは逆境に陥った人が大いに警戒すべき点であると信じる。
しかし、人は『海の下にも都あり』という信念を持たねばならない。
雲の陰では太陽が輝々として光っているのである。」
by 新渡戸稲造
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- 2017/08/21(月) 12:00:00|
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