
没後20年。
「勝 新太郎は存在そのものが叙事詩である」と評した雑誌「宝島」から別冊特集が出た。
「酒席を共にしたことのある人間が口を揃えるのは、勝 新太郎は気遣いの男であるということだ。
彼のチップはいつも一万円札。 勝の担当となったばかりのマネージャーが、いつも一万円では
負担になると思い5千円札に変えて渡した。 『おい、ちょっと聞いていいかい?』 『はい』
『お前ちゃんとチップはあげたか?』 『あげましたよ』 『いくらあげた?』
『5千円です、毎回一万円だともったいないと思ったんです』
『うん、ありがとな ・ ・ ・ 馬鹿野郎!!』
『おい、俺がなんでチップをあげているかわかってるのか?俺の周りはみんな俺のお師匠さんだ。
教科書だ。 あれは授業料なんだ。 馬鹿野郎。 それをけちる奴がいるか!』
ホステス達はそれぞれ人生の事情を抱えて働いている、そうした本物の芝居を見ることが
芸につながるというのだ、勝にとっては酒の席も芝居の修業の場でもあった。」
「例の『パンツ事件』で出所後、勝を迎えた玉緒の第一声は『パパがこんなに大物だと
今回の事件で初めて知りましたがな』 責める訳でもなく泣く訳でもない。
勝が『いまだに返す言葉が見つからない』とした勝以上に度量の大きな出迎えだった。」
by オラッチ 逆手斬り
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- 2017/05/16(火) 12:00:00|
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