
いささか松村氏のサヨク的なつっ込みが多いが、さすが相倉氏、ニュートラルに
返して来る所はさすがレコード大賞の審査員。 戦前・戦中・戦後と、歌謡曲を
ここまで縦横無尽に語った本は私の知る限りなかったんではないかい?
明治の頃、ヨーロッパの有名な音楽家が来日した時「音楽教育というのはわらべ歌
からスタートすべきだ」と言ったのを日本の音楽教育者たちが勘違いして子供の
教育用にフランスの歌「むすんでひらいて」やドイツの「ちょうちょ」などヨーロッパの
音階を使った唱歌を学校で教えた為に音楽が身に付かなくなったんだと。
「蛍の光」もスコットランド民謡だし。
坂本九の「
上を向いて歩こう」は、中村八大のメロディに対して歌詞の字数が足りない。
何とかしようと九が思いついたのは邦楽独特のコブシの使い方や、ひとつの音を抑揚を
つけながら歌う方法を取り入れ、あの独特の歌い方が生まれた。
それを聴いた永六輔が、何だこれは!って怒ったんだって。
2段組の長丁場だったけど、すこぶる面白い本でおました。
by 阿木 オラッチ 宇崎
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- 2016/09/27(火) 12:00:00|
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