
東芝レコードの洋楽部出身のプロデューサー石坂敬一氏が、当初から親交のあった
芸術ディレクター立川直樹氏を相手にアーティストや業界を語りつくした大変な一冊。
ユーミンを語った所が面白い。
「僕から見ると、広告代理店がマーケティングをやる時のように、非常に正しい
アプローチをしている感じがしますね。 今の時代ならこういうテーマがいいという
発想があって、そのトレンドにうまく乗ったり、時にはトレンドそのものを作ろうとしてきた。
ただし、そういうアプローチは諸刃の剣でもあって、最近セールスが落ちてきたりしたのは
時代の流れに沿ってトレンドを創ってきたが故なのかなという感じもするんですよね。(中略)
着実にセールスしていくことだけを考えたら、ユーミンみたいに意欲的に動いたり時代とともに
変わっていこうとしないで、ずっと同じことをやっている方が有利になる。 実際、小田和正さん
とか中島みゆきさんとかは作風が変わらないじゃないですか?」
「具体的に言うと、世の中が保守化して新しいものに触れて驚いたりするよりは、期待した
通りのものを期待した通りの形で与えてもらう方がいいというスタンスが強くなったせいで
ユーミンの変化に付いてこられなくなった人達が出て来ていると思うんです。」
by コバルト オラッチ アワー
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- 2016/05/16(月) 12:00:00|
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