
「日活の堀一族は映画をやりたくて始めたことではなかったんだ。 白亜の殿堂を
ぶちあげてユニークな東洋一のスタジオを作るんだという、これはまさに画期的な
事業ではあったんだけど、本当に映画をやりたかったかどうか疑問ですね。
裕次郎映画で上がる収益はみんなホテルやゴルフ場へ注ぎ込んでしまうから
映画部門を任されてる江守専務も手の打ちようがない。」
「簡単に日比谷の本社ビルは手放すし、撮影所も売り渡すし。 対照的に東宝は
そうじゃなくて映画館を当時からどんどん増やしてました。 それも日本中の都市の
繁華街に映画館を作ったのが東宝でした。 東宝がそうなるさなかに日活は手放し
続けて、それで映画会社として成立させようとしている。 経営のレベルが違い過ぎる。」
そんな末期の日活映画で助監督を務め、日活ロマンポルノが始まってからは
プロデューサーに転向した氏のインタビュー本。 黒沢満氏と共に「伊地智啓」
氏の名は、オラが映画に目覚めた頃からの「オモロイ映画」の目印ね。
コレに脚本が田中陽造とか丸山昇一だったら、もう絶対観ちゃう。
長谷川和彦監督や相米慎二監督との映画作りの苦労話など、エピソードも盛り沢山。
それでもやっぱり一本位は監督してほしかったよな。
by オラッチ
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- 2015/08/18(火) 12:00:00|
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