
数々のトラブルに巻き込まれ、やっと完成したがヒットせず、遂に映画の内容通りの
殺人事件まで引き起こしてしまった実録映画「
北陸代理戦争」。
その関係者達への取材を通して浮かび上がって来るそれぞれの思惑と人間ドラマ。
超ヘヴィな内容だけど、これが面白い。 特に脚本家、高田宏治への
思い入れがハンパでは無く、裏を返せば「高田宏治論」にもなっている。
「笠原さんを乗り越えようと、ぼくは女に焦点を当てて爛熟の世のやくざの世界の
女を描いてやろうと思った。 (中略) やくざは『ええ女抱いて、ええべべ着て
ええもん食うんや』それがやくざ的な生きざま、性根の摑み方やないですか。
女性がいなければやくざは立たない。 それが『仁義なき戦い』では忘れられて
るんですよ。」
例として山守親分の姐さんを広能とデキてる関係にさせ、広能の山守への見方に
ビミョーな影を付けると ・ ・ ・ 成る程ね。 面白いわ、コレ。
もしもこの映画に「仁義なき戦い」のタイトルが付いていたら、もしも主演が菅原文太
だったら、もしも関係者同士が皆仁義を通していたら、もしも公開が春から夏にかけて
だったら ・ ・ ・ 悲劇は起こらなかったであろう。
by オラッチ
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- 2015/02/03(火) 12:00:00|
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