
「絵があってキャラクターがあって始まるのがマンガだが、
日本人はそれに時間を入れた。作品の中で時間が流れて
いって、登場人物が年を取るのだ。始まったときは「課長島耕作」
というタイトルだったが今では「会長島耕作」だ。連載開始から
30年以上が経ち、主人公は大企業の会長にまで出世した。
40年にわたって連載が続いた野球漫画「あぶさん」の主人公は
50代になっても現役だった。年令とともにケガや不調に
悩まされるのだが、それを克服して淡々とバッターボックスに
向かうのである。こうしたマンガやアニメで鍛えたストーリー力は
日本人の強みである。時間の中にものごとを位置づけていく
能力は、たとえ自覚はなくても世界中でいちばん秀でている。」
「やはり日本は2000年の歴史をも国だと言う事で、アメリカでは
なかなか時間が入らない。ピクチャーとキャラクターだけで
出来上がっているのがアメリカのコミックだ。スパイダーマンも
バットマンもいつも同じ格好で出てきて、同じようにひと仕事して
帰って行く。時間がずっと続いて行く物語はアメリカでは
エンターテイメントにならないらしい。アメリカのコミックは
刹那主義だから一話完結が基本だ。以前アメリカで書店を
覗いたときは日本のマンガは「コミック」の棚ではなくて、その隣の
「グラフィック・ノベル」の棚にあった。小説の一種と目されていた。」
by 昨日貫之
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- 2014/11/17(月) 12:00:00|
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