月村了衛

あの秋元康氏がアポイントを2件もキャンセルして読み耽ってしまったと
言うスゴイ小説だっつーのでついつい買ってしまったのだが、話がPKO の
自衛隊員達の話なので、てっきり麻生幾氏の「宣戦布告」みたいな内容だろうと
思っていたら　・　・　・ガーン！ こりゃスゴイ！

のっけからアレヨアレヨと言う展開で主役級の隊長で、映画で言えば
田村高広みたいな方が冒頭で殺されてしまうオドロキの展開。
それからと言うものインディ ジョーンズあり、ミッション インポッシブル
ありのスリルとサスペンス。
やっと逃げ延びたオアシスの村での展開は、跋扈妖怪伝・牙吉並。
最後の戦いは七人の侍あり、ガントレットありの手に汗にぎる大アクション。　
もちろん十三人の刺客も入ってるよね。

アクションに次ぐアクションなんだけど「海猿」みたいな友情と勇気と
希望と苦悩がある所がまた泣けるんだよなー。　オラなんか3回泣いたかんね。
ラストはやっぱ予想した通りのローマの休日とカサブランカなんだけど
これがサイコーのハッピーエンド。

作者の月村了衛氏は全くノーマークだったけど、時代劇も書いてるらしいので
ぜひ追っかけてみたいのー。



　　　　　　　　　　　by オラッチ



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