
日本映画界は21世紀に入って急激な復活を遂げたと言うが、
記録を塗り替える大ヒット作は全てがテレビ局とのタイアップか、
ジブリを代表とするアニメ大作ばかりで、個々の作品に対しては
内容と興行がかみ合わなくなって来ている。いったいこの状況は
どこから来たのかを考察したのがこの本。
戦後、撮影所の組合活動で思う様に映画を作れなくなった東宝が、
興業を主体とする体制を取って行ったのに対し、東映はあくまで
制作体制の強化を図って行く。結果、東宝は都市部を中心とした
文芸、大作路線を当て、東映は地方を中心に時代劇で当てる。
何事も絶頂を極めた時に足元をすくわれるのは世の常。東映は
時代劇から仁侠映画、そして実録路線へ進むがトラック野郎以降が
続かなかった。東宝は外部制作の買い取り体制をとり、大作主義へ
向かうが、これも続かない・・・
「昔と今がどの様に変わってしまったのかを知る事で、「今」を「よりよく」
して行く為にはどうすればいいのかを考えるヒントになるはず。」ホント、
ベンキョウになりました。
by オラッチ
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- 2014/10/20(月) 12:00:00|
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