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あめたまブログ

上野・アメ横の老舗メンズカジュアルショップ「玉美」のオヤジがビミョーな情報を発信しています。

油井正一

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名前は知っていたけどね。 レコードのライナーでは読んだ事はあったけど、顔もお話しも聞いた事なかったの。
TVにも出てたらしいんだけどね。 たまたま産経新聞の書評を目にして買ってみた訳。
そしてこれが大当り!頗る面白い。

のっけから「ジャズは白人のもの」と来た。 もちろん当時の日本の状況ね。
昭和30年前後の日本は、ジャズは間違いなくアメリカのものだったが
アメリカと言えば白人の国と言うすり込みがあった。
昭和27年にベニー グッドマン楽団のスター、ジーン クルーパがトリオで来日した時も全員白人。
終戦直後のビッグバンドの流行もグレン ミラーから。 
「結局、ジャズに限らず僕ら普通の日本人がアメリカを語る時、黒人の存在はほとんど頭になかった。
 昭和11年からジャズに熱中して、そのもっと前から洋画に通いつめていた僕が言うのですから
 これは間違いありません。 僕の様な人間にしてからがアメリカの黒人を意識したのが ようやく
 戦後の話なのです。 横浜で生まれ、神戸で育ったもので波止場にはしょっちゅう出かけて行く。
 すると船から黒人の船員が下りて来る訳なんですが、アフリカ人か、インド人か、はたまたアラビア人か
 と思っても、アメリカ人だなんて考えてもみない。 終戦になって黒人がちゃんと米軍の制服着て歩いて
 いるのを見て 『あ、これがアメリカの黒人か』 と言うくらいのものです。」

戦時中のジャズファンは官憲に家を捜索されて、レコードを没収されたという話がまかり通っているが
これは聞いた事がないと。 確かにレコードを聴く時は座布団をかぶって音を小さくして聞いていたが
決して官憲を恐れた訳ではなく、むしろ隣近所に気を使っていたのだと。
少なくとも油井さんの膨大なジャズコレクションに官憲は気にもとめていなかったのが事実だった。

その他「日本のジャズの流れは上流家庭の子弟の関心から始まる」や「ある大衆音楽が上流階級を
通じて流布される世界的事実」など、目からウロコの項が満載。
映画と落語をこよなく愛した氏の語り口は軽妙で分かりやすく、そして面白い。
まさに昭和の空気感が伝わる貴重な本でごわした。

 ごっつあんです。



        by バーブ早乙女



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  1. 2014/02/11(火) 12:00:00|
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上野 アメ横 玉美

Author:上野 アメ横 玉美
知ってる人は知っている。
知らない人はさっぱり知らない。
アメ横の老舗で店長をしています。

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