
「三船敏郎は77年間の生涯で輝かしい栄光の陰にプロダクションの内紛や、離婚騒動などの
問題を抱えていた。 しかしそれは三船敏郎という稀有な俳優の一部分であり、映画を芸術と
認識している欧米において、三船の名は健在である。 アメリカでは今も『日本のジョン ウェイン』
と呼ばれているほどだ。 かたや国内では、かつての大俳優とは言えその名を耳にする事は少ない。」
黒澤明との不仲説にしても、実際は両者共度々会っており黒澤が三船プロを訪れ、娘の
結婚の為に三船から借金までしていた事実があった。 「椿三十郎」の続編の企画も出て
実際は「乱」のシナリオとなったが、三船を主役で考えて書かれた事も分かった。
酒乱で女に弱く夫婦仲も悪かったが、それも几帳面な性格の裏返しではなかったか。
宗教問題までつっ込んだ力作だが、やはり三船敏郎は映画スターの中の映画スターであろう。
著者も言っている様にクロサワ映画以外の作品に演技者としての力量を見てとれる。
中でも「無法松の一生」は絶品。 個人的には「千利休」における、おさえた演技がたまらない。
共演の錦之助も良かったしね。
男と生まれたからには、酒に強くて、ヘヴィ―スモーカーで、女に弱くて、豪快で、
そのくせ気配りに長けた、そんな人生を送ってみたいのー。
by オラッチ
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- 2014/02/04(火) 12:00:00|
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