
「このクソ爺と思ったよ。城戸さんの言う事は相変わらずの正論だけど血を吐く思いの松竹斜陽化の今、
時代遅れの空理空論のような気がした。 あの頃の僕は城戸さんさえいなかったら、みんながもっと
伸び伸びと仕事が出来て松竹映画はもっとよくなるという気がしてた。」
木下恵介監督が松竹をヤメる時、こうぼやいたと言う。
戦後、ホームドラマの人気は、スクリーンからお茶の間のテレビに持って行かれ、木下監督もテレビに移ってから人気が復活した。
大正時代から映画の制作畑で力をふるい、常にヒューマンタッチのハッピーエンド映画を理想とした城戸氏の評伝。
関東大震災を乗り越え、大東亜戦争を乗り越えた手腕は見事のひと言だが、テレビの登場で女性達がはなれて行ったのは痛かった。
ヤクザ映画ブームにも乗り切れず、たったひとりの愛弟子とも言うべき山田洋次監督に松竹の良心をバトンタッチさせたのが最後の仕事。
映画会社のカラーがはっきり分かれていたのはもう過去のハナシ。
今やアニメとジャニーズのみになってしもうた。 それでも歌舞伎の総元締めとしての大松竹はまだまだ健在。
このイキオイで、またオモシロイシャシンをこしらえて下さいまし。
by オラッチ
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- 2013/04/23(火) 12:00:00|
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