
銀座の老舗メンズショップ「モトキ」が実家だった。
黒澤のデビュー作から「蜘蛛巣城」までのプロデュースをして突然黒澤と別れ、東宝を去った。
その後ピンク映画を立ち上げ「ピンクの天皇」と言われたがブームも去り、最後は借金をかかえたまま
ひとり静かにアパートの一室でこと切れる。
なぜあれだけ固く結び付いていた両者の糸がプッツリと切れたのか・・・関係者への聞き書きで真相を探って行く。
いわゆる「レベッカ」や「市民ケーン」みたいな展開ね。
日本でも新藤兼人の「ある映画監督の生涯」って映画があったけど、まさに黒澤の「羅生門」みたいに
証言が全部食い違って行くトコが面白い。
東宝のプロデューサーシステムの光と闇のコントラストがスゴイ。
どこの世界もそうだけど、キツネとタヌキの化かし合い。
著者の映画の観方がオイラととても似ていたのでウレシかったが、一番面白かったのは
黒澤が生きている時と死んでからの橋本忍の証言の違いが分かりやすくて笑える。
と言ってもオイラがその立場ならやはりそう言わざるをえないんだろうなぁ。
人間だもの・・・みつお
by オラッチ
ウェブショップ!
7770円御購入で送料無料!! 春夏物新商品続々入荷中!
TAMAMI WEBSITEにもぜひお越し下さい。このブログ気に入って頂けたら
↓ワンクリックの応援、お願いいたします。
- 2012/05/22(火) 12:00:00|
- 新着情報
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0