
60年代の日本のロックを資料も含めてコンプリートにまとめた本。
ロカビリーからGS、フォークロックへの移り変わりが手に取る様に分かる。
特にインタビューの面白さは比類なし。
各レコード会社の色あいの違いやカバーがやりたいのに無理矢理歌謡曲を
唄わせられたり・・・。
この本で、つくずくかまやつ氏の偉大さがわかりました。
ロカビリー時代にカントリーでデビューして、ベンチャーズの出始め頃に
アメリカへ、フィリップスに移ってからはヨーロッパへ出掛け、ファズや
ワウワウを初めて日本で使ったり、「ノー・ノー・ボーイ」は
コースターズ、
「ヘイ・ボーイ」は
ストーンズ、「サマーガール」は
ビーチボーイズなど、
新しい情報をいち早く自らのサウンドに取り入れた先駆者ですのだ。
「あの頃やりがいがあったのは今ほど情報が早くないでしょ。
だから見付けたお宝が2・3ヶ月ぐらいもったのね。
今は金があればなんでも手に入る時代でしょ。
人が行かない所へ行くとか、人と逆の生活しないとそういう
喜びがないんじゃないかなァ・・・」
今もって
スパイダースがいささかも古くなっていない、息の長い
バンドであった秘密が分かりました。そして永い間のギモン、
「なぜエレキブームはあんなに早く終わってしまったのか?」
当時はライトゲージの弦もなく、かつ替え弦が高かった。
楽譜だってフツーに売ってなくて、皆耳コピ。
プロでさえフェンダーを長期の月賦(なつかしいフレーズ)
で買っていた時代。
これだけハードルが高けりゃやっぱり続かないヨネ。
イヤー勉強になりました。
byバーブ早乙女
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- 2010/03/05(金) 12:00:00|
- 日記
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