
天上天下唯我独尊、頗る非情大博士、
当代一の活動弁士、駒田好洋氏による、
全国巡業顛末記。
時は明治初期、未だ日本では映画が
作られておらず、仏・ルミエール社から
シネマトグラフを買い込んで日本中で
興行しまくったご仁でごわす。
ここで我古里、群馬を回った時に出て来たのが、
地元の興行師、野中興業。
あらなつかしや高校時代、よく通った高崎オリオン座や、
高崎ピカデリーの会社じゃん。
古くからあったのネ。
なぜ覚えておるかと言うと、当時高崎には
邦画の名画座が無くて、ぜひ高崎ピカデリーに
邦画をかけてもらおうと野中興業に手紙を
出した事があったから。
そして、見事念願かなって木下恵介や
黒澤明をかけてくれたんだけど、いつのまにか
日活ロマンポルノのコヤになっちまった。
それはそれで喜んで、せっせと制服を私服に着替えて
やたら観まくったのも今は昔。
当時の支配人さんも親切で、よくポスターを
譲ってもらいました。
ひょっとして江戸時代から興行を手掛けておった
かも知れない野中興業さん、カツドウひと筋に今も
頑張っておられるのかも知れません。
ここで古里のコヤにエールを送らせて頂きます。
by昨日 貫之
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- 2008/11/04(火) 12:00:00|
- 日記
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