柴田哲孝の本を読むと、持ち物にこだわるセンスの良さが、
クールな空気をもたらす。
物から伝わる人生の生き方、考え方に共鳴出来てシアワセな気持ちになるのはなぜだろう。
やはり「本物」を求め、「本物」に囲まれた生活に愛着を感じる「男」としての共感なのだろうか?
ラコステのポロ、リーバイスのジーンズ、L.L.ビーンのハンティングシューズ。
もちろん「久保田」や「吉四六」も大好きだ。
構成も語り口も申し分なし。意外なラストもアメリカの渇いた空気にピッタリマッチしてGOOD。
極上のエンターティンメントとはこの事。
それにしても大藪春彦よりも景山民夫の小説に空気が似ているのはナゼだろう。
「KAPPA」も「下山事件」もそうだが、ラストの「あたたかさ」ではないだろうか?
男のロマンとも言うべき幸福感のあるラスト・シーン。
そこですな。
BYオラッチ
- 2007/08/02(木) 12:00:00|
- 日記
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