柴田哲孝の本を初めて読んだのは去年。
「下山事件・最後の証言」
矢坂 玄氏との面接の場面がサイコーにシビレた。
正に力作。実はこの人私の友人の兄貴なのだ。
それを知ってから「TENGU」にハマり、今回はこれを読んでしまったと言う訳。
黒澤明が「乱」を撮る為に「影武者」で腕試しをした様に、「TENGU」を書く為の習作の様な佳作だ。
がしかし、これも堂々とした力作で最後の「KAPPA」との戦いは手に汗握る。
シチュエーションは「ジョーズ」の様で、源三じいさんはロバート・ショーだ。
アメリカン・ハードボイルドの様な人生に対する男の美学がプンプン。
持ち物にこだわるセンスの良さはピカイチ。
あー、「れみいまるたん」が飲みたくなった。
Byオラッチ
- 2007/07/31(火) 12:00:00|
- 日記
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