船旅物てーものは昔から色々な噺がございますが、
上方物ならやはり
「三十石」が有名でございましょう。
桂 小南の十八番。このシト、本当に口跡がイイ。
私らの時代だと仁鶴や三枝あたりしか知りませんが、流石に本物。
旅情に満ちたイイ噺。
映画で言えば片岡千恵蔵の「血槍富士」での川止めの宿風景か、
はたまた勝新太郎の「座頭市地獄旅」のオープニングシーンでの船旅を思い出させます。
あらゆる階層の人々が同じ船に乗り合わせ、それぞれの人間性が炙り出される。
まさに「グランド・ホテル形式」。
船頭唄もナカナカ情緒がありまんなぁ。
Byオラッチ
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テーマ:落語 - ジャンル:お笑い
- 2007/07/27(金) 12:00:00|
- 日記
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