北野武の「座頭市」は荒ぶる神である。
土着の氏神と言っても良いだろう。
彼(?)は独自のリズムを持っている。
そう、農民が田畑を耕す時のあのリズムだ。
そして、祭りの夜のタップダンスで、あのリズムが爆発するのだ。
彼(?)は祭りの日だけこの世に降りて来る。
目に見えない世界に住んでいる為、盲目でいられる訳だ。そして祭りの夜だけ、この世の人達と同じに目が開く。
北野監督は、この映画は「七人の侍」にオマージュを捧げたと言っている。
そう、勝ったのは農民たちだ。各農家には、必ず神棚が祭ってある。
つつましく生きる農民たちの年に一度のハレの日に、悪を掃除して去っていく。
そんな映画ですかネ。
byオラッチ
- 2007/06/16(土) 12:00:00|
- 日記
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